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世界の人気シェフが取材来店!日本酒と車と遊び心の詰まったガレージ空間「code923」

“イェヒダ!”はある日、突然に。

うちの店、というか空間というか——
「code923」という名のガレージハウスを、京都でやっている。

建設業をやっている自分が、
自分の好きなもの全部をひとつに詰め込んだ場所だ。

お気に入りのホンダS2000を愛でながら、日本酒を立ち飲みできて、
2階ではサバゲーのターゲットを撃てる。
言ってしまえば、“趣味の基地”。

でもありがたいことに、
最近はそんな場所に興味を持ってくれる人が、増えてきた。

このあいだ、とうとうこんな人まで来てくれた。

ウェールズ出身のシェフで、
焚き火料理の動画で世界中にファンがいる男。
Instagramでは@flamebasterと名乗っている。
名前はクリスさん。

BBCやS4Cなど英国メディアでも活躍されている。
BBCだって?!

なんと、ある日突然、
彼から「code923を取材したい」と連絡をもらったのだ。

塩鯛や波泡遊(ハワユウ)など店でイチオシしている伏見の酒蔵でできた日本酒を口にすると、

「ワォ!フレッシュでフルーティー!」
「これ、オイスターに合うね」
※もちろんウェールズ語だから、通訳してもらう


そう言ってニッと笑う。
さすがシェフ、コメントがプロだ。

そして店では久米仙ブラウンのみ泡盛もおいているがそれにも興味津々で、
「これはパルメザンチーズと合わせてみたい」なんて言い出すし、
ハブ酒を見せたら、常連の「元気になるで」に「エネルギッシュ!」と返してくる。
この応酬が、たまらなく楽しい。

Screenshot

途中、「ウェールズ語では“乾杯”は“Iechyd da(イェヒダ)”って言うんだよ」
と教えてくれて、
その場にいた全員で「イェヒダ!」とグラスを合わせた。
発音がちょっと難しいけど、なんとなく言えた気がする。

こういう時間が、やっぱり好きだ。

クリスさんは「ここ、最高にクール!」と言ってくれた。

そして最後に、こうも言っていた。
「僕も、ウェールズでこういう場所がほしいね」

こう言われるとやっぱりうれしい。

code923は、観光施設でも、流行りのスポットでもない。
もともとは、自分が好きでたまらないもの、バイク、車、日本酒、サバゲーを、夢のままで終わらせず、かたちにした場所だ。

「こんな空間、いつか持てたらいいな」とずっと思っていた。
いつか、自分で作りたかった。

でも、このガレージは、ただ“作った”だけでは完成じゃない。
ここに人が集まって、酒を飲んで、
「何が好き?」なんて語り合って、
車を眺めながら、「この感じ、いいよな〜」と頷き合う。

そうやってこのガレージに少しずつ、味わいが染み込んでいく。
まだまだこれから味わい深くなっていく。

話して、笑って、飲んで、「また来るわ」と言ってくれる夜が、
これからも、少しずつ増えていけばいい。

さて、焚き火シェフがやってきたこの夜が、海を渡って放映されるのはいつになるのか。

おそらく、冬ごろだろうか。

クリスさんのYouTubeかInstagramか、それともBBCやウェールズのどこかの番組か。

どんなかたちで紹介されるのかはまだ分からないけれど、

遠く離れた場所でこのガレージを誰かが覗いてくれると思うと、なんだかちょっとくすぐったい。

Screenshot

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