1. HOME
  2. 実績紹介
  3. 実績紹介 目線を上げてキッチンを作る
WORKS

実績紹介

実績紹介 目線を上げてキッチンを作る

目線を上げてキッチンを作る


今回のガレージハウスでは、かねてからやりたかった地元京都は伏見の日本酒を取り揃えた日本酒バーを実現しました。
その中で、実際作ってみて早くも思い入れの強い場所ができました。それが「キッチン」です。

ガレージハウスにキッチンを作るって、あまり普通ではないかもしれません。でも、このキッチンはただ料理をする場所ではなく、今となっては人が集まり、笑い声が生まれ、コミュニケーションが生まれる場所になっています。

冒頭でも言ったようにもともと「ガレージで日本酒を飲みながら車の話をしたい」「仲間と気軽に集まれる場所を作りたい」という思いがあり、ガレージハウスに小さなスタンディングバーという形でを日本酒を呑める場所を併設することを決めました。

しかし、キッチンを設置する際に大きな課題が発生しました。それは「排水のために床を上げる必要がある」という問題です。

普通なら20cmほど床を上げて排水管を設置するところですが、その時思いました。

「どうせ上げるなら、もっと思い切ってステージみたいに上げてしまおう。」

そうして、キッチンの床を約1m上げることにしました。

これが結果的に大正解でした。

キッチンの床を上げることで、カウンター越しからはその場にいる皆さんを見渡しながらコミュニケーションをとることができます。日本酒やメニューを提供することには多少アイデアやお客さんの協力も必要になりますが、それも楽しいやり取りの一つです。

「今日はどんな一日でした?」
「このお酒、京都の酒蔵で作られていてね…」

そんな会話が自然と生まれ、初めて会ったお客様同士が車の話を始めたり、バイクの話を始めたりする。

このガレージハウスは、自分が好きな車やバイクを眺めながら、仲間たちとお酒を楽しむ場所として最高の空間になりました。

夜になると間接照明が灯り、無骨なガレージの空間が一気に温かい雰囲気に変わります。車やバイクの話をしながら飲む日本酒の味は格別です。

キッチンの床を上げたことは単なる排水確保のための工事ではなく、“他のお店の空間には無い、人と人がつながるきっかけ”になりました。

このガレージハウスは、ただの作業場や車庫ではありません。ここで過ごす時間が、仕事の疲れを忘れさせてくれたり、新しいアイデアをくれたりします。

建設業という仕事をしているからこそ、こうした空間を自分で作ることができました。そして、同じように「自分だけの空間を持ちたい」と思っている人たちのお手伝いをしたいと思っています。

ガレージハウスはただ車を置くだけの場所ではありません。あなたの暮らしを豊かにし、毎日をもっと楽しくしてくれる場所です。

もし「自分もそんな空間を持ってみたい」と思ったら、ぜひ一度相談してください。

「目線を上げてキッチンを作る」という小さな発想の転換は、あなたの夢や目標をさらに豊かになものに変えてくれるかもしれません。

実績紹介